皮膚科について
ニキビ、水虫、湿疹、蕁麻疹、虫刺され、脱毛等皮膚のトラブルに対応しております。
ニキビ
尋常性ざ瘡ともいわれ、主に10~20代を中心に顔面や首、胸に出る炎症性の疾患です。
男女を問わずホルモンの分泌が不安定な時期に出やすく皮膚に常在するアクネ菌による炎症と言われています。
多くは抗生物質、抗炎症剤、ビタミンB群の内服と抗炎症作用のある軟膏で改善しますが普段の食生活習慣や疲れ、寝不足などによって悪化することがあります。
注意すべきことはたまにマラセチアと呼ばれるカビの菌がみられることです。今までの治療法で改善が見られない、あるいは広がってきた場合はマラセチア毛のう炎が考えられ、顕微鏡検査で診断がつきます。以前からニキビが長引いている方はご相談ください。
水虫
主に大衆浴場(サウナ、温泉、銭湯など)でうつります。
ほとんどは足の指の間、かかと、足底に水泡を伴った痒みのある皮疹として現れ、放置すると猛烈な痒みとともに皮がむけそこから細菌感染を起こすことがあります。
治療は抗真菌剤の軟膏で改善します。慢性疾患(糖尿病、高血圧、心臓疾患、膠原病等)がある方は治癒が遅れることがあります。治療法を間違えると必ず悪化しますので顕微鏡検査できちんと診断を受けることをお勧めします。
また、最近はカンジダ菌による性行為感染症が増加しています。カンジダ菌は主に女性の膣内にいる常在菌ですが性交渉によって感染が成立し男性では陰茎や亀頭部の痒み、白いカスが出るなどの症状が出ます。
女性では症状が出にくいですが膣の痒み、チーズ状の帯下(おりもの)が出たら治療が必要です。この場合も顕微鏡検査で診断がつき、治療は基本的には水虫と同じ軟膏で行います。
爪水虫はもともと皮膚にある水虫菌が爪に入り込む状態で最近では専用のローションや内服薬で治ります。
湿疹・蕁麻疹
湿疹には外部からの接触・アレルギーや感染・気候・環境・疲れやストレスなど様々な原因がありますが半数以上は原因不明の場合が多いです。
ほとんどは副腎皮質ステロイド軟こうや内服で治ります。
脱毛
円形脱毛症と男性型脱毛症があります。
パターンによって内服と外用薬で改善しますが難治性の場合は病院での治療が必要になることがありますのでご相談ください。
単純ヘルペスと帯状疱疹
単純ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染によっておこる皮膚病です。
水泡やただれができ神経に沿って炎症が起こるので痛みを伴い、場合によっては生活に影響が出ることがあるので早めの診断、治療が大切です。
唇・顔面・性器に1~2個出るときはヘルペス、腰・胸・太ももに多数の水泡ができる場合は帯状疱疹で痛みが強く出る時があります。
両方とも内服治療で治癒しますが、単純ヘルペスは体力消耗時に再発することがあるので普段の体調管理が大切です。
また、帯状疱疹も高齢者や慢性疾患のある方に出やすい疾患です。最近は帯状疱疹ワクチンが接種可能ですのでご相談ください。
当院オリジナル軟膏
皮膚オール軟膏
ただれや悪化した湿疹に使います。
Dサル軟膏
乾燥している皮膚、痛みがある皮膚炎に使います。
VCスティック
高濃度ビタミンC配合クリームで炎症後のシミを除去します。
TA-5
トラネキサム酸配合クリームでシミ、しわ、たるみを改善します。
HQ-4
ハイドロキノン配合クリームでおもにしわやたるみを改善し、肌の若返り効果があります。
HQコンシーラー
HQ-4と同様の効果でコンシーラー型のため女性向けです。